ハワイの写真や映像でよく見る『レイ(Lei)』は、花や葉を編んで大きな輪にしたもので、首に掛けたり冠のように頭にのせたりします。 今から800年ほど前に誕生し、その頃は自然の神々の怒りを鎮めたり、災いから身を守るためのお守りのように使われてきました。 200年ほど前から、ハワイの色鮮やかな花を使った現在のようなレイになったと言われています。 |
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現在でもレイはハワイの人々の生活に欠かせないものとして、生活のいたるところで目にすることができます。 誕生日や卒業式などうれしいことへのお祝いや、感謝の気持ちを伝えるときにレイをプレゼントします。 |
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街中やスーパーなどのショッピングエリアにもレイスタンドがあり、様々な花々で作られたレイを気軽に買うことができます。 自宅の庭には季節のいろいろな花が植えられ、その花を使ってレイをつくることもあり、今も昔も、ハワイの人々の暮らしの中にはレイが溶け込んでいます。 |
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レイというと真っ先に思い浮かべるのが本物の花で作ったレイかもしれません。 これは「フレッシュレイ」と呼ばれ、花や花びら、葉っぱを一つひとつ丁寧につなげて作ります。 生花なので残念ながら永久に残すことはできませんが、香りがすばらしく、部屋に置いておくと幸せな気分になります。 |
花だけでなく、様々なものでレイは作ることができます。 この中にご覧になったことのあるレイはありますか? |
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羽根でつくるレイ |
木の実や種でつくるレイ |
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リボンでつくるレイ |
貝でつくるレイ |
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造花でつくるレイ |
キャンディでつくるレイ |
お祭りやイベント、フラの大会などではたくさんのレイをつくるために大量のハワイの花や葉が使われます。 そのような大量消費に加え、近年では細菌などによる病害によってハワイの花がどんどん減ってきています。 種をまいて育てる運動も始まっていますが、絶滅の危機ともいわれる品種すらあるのが現状です。 |
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このようにハワイの豊かな自然がどんどん減っていくことを悲しみ、「ハワイの美しい自然を子どもたちに残したい」と考えたキャロル・ミト(Carole
Mito)さんが考案し、創設したのが『ハワイアン・リボンレイ』です。 リボンを使って花や葉を作り、ハワイの自然や風土を表現する。 フラワーデザイナーだったキャロル先生ならではの花や植物を守る自然に優しいレイ それが『ハワイアン・リボンレイ』なのです。 |
キャロル・ミト先生(左) |
リボンレイというと、その名のとおりフラなどで首にかけるレイを思い浮かべますが、『ハワイアン・リボンレイ』では、レイを作る技法を使って、生活を彩るリースやカーテンタッセル、普段使いや着けることで心がうきうきとするようなストラップやバッグチャーム、コサージュなどさまざまな作品を作ることができます。(作品の一部はGalleryでご覧いただけます) | |||
リボンの種類が豊富なハワイ 見たことのないリボンやコード(紐)などの材料を見るだけでワクワク 何よりもその鮮やかな色合いに心が弾みます。 難しい技法はありません。 専用の針と色を使い、ただチクチクと縫うだけです。 針で縫うだけでなく、手で編む、かぎ針で編む、リボンをカットして折りたたむなど多彩な方法を組み合わせて世界にひとつの作品を作り上げます。 |
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ストラップなどの小物なら30分ほどで完成します。 ハワイアン・ミュージックを聴きながらゆっくりと過ごす大切な時間 ほんのわずかな時間があなたの毎日に彩りと元気を与えてくれるはずです。 Hawaiian Ribbon Lei kupukupuは、そんなひとときのお手伝いができればと願っています。 |